推しに幸せになってほしい

自分用メモと推しの話

S.Q.S ep.3 ROMEO - in the Darkness-

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S.Q.S ep.3、並びにS.Q.S シーズン1完結おめでとうございます。

シーズン1完結でようやく生で観劇出来ました。チケットが取れなかった過去公演の地獄の日々を思い出しますね。

それにしてもS.Q.Sは当初からep.3までしか公演予定の発表がなかったですが、シーズン1って括りなんですね。普通にこのまま終わってしまうんやろうかとか思ってました。ちゃうんかーい、今後も楽しみです。ツキ帝2が蛇足にならないことだけを祈ってます。ついでに今回も4時間公演ですか?

 

以下、今更ですが27日ソワレ公演(REDver.)に行った時の感想。

 

 

 

 

 今回は大ちゃんと里津花、双子がお当番回ということでしたが、確かにこの4人じゃないと出来ないストーリーだなと感じました。

※ちなみに書いてる台詞は全部ニュアンスです。

 

 

▼本編

まず衣装の話しますけど、大ちゃんの衣装がロミオ衣装・外出着・部屋着どれをとっても最高すぎませんか??ロミオ衣装と外出着がロングコートなの最高~~~!大ちゃん役の小林涼さんの身長が高いからこそのスタイルが大変良かったです。

あとやっぱり翼は腰が細くてえっち。

 

ロミオの想いが切なかったとか殺陣が格好良かったとか尤もらしい感想を言えれば良かったんですが、正直大ちゃんと里津花のコンビが好きな腐女子に優しすぎるストーリーだな……って記憶しかないです。一体何人の腐女子が本編中に息を引き取っただろう。

ただ、最後の運命が変わり、本来であれば会えないまま事切れたロミオがジュリエットの元に辿り着いたシーン。ジュリエット役の女性がいないことと、最初に本に取り込まれたシーンで里津花がジュリエットとしてロミオと一緒に踊っていた時点で「これジュリエット役になるの里津花で、大ちゃんにはロミオが乗り移るでしょ」って思ってたらまんまとその通りだったわけですが、それにしてもしんどかったです。泣いてる大ちゃんにやられたし、「愛してる」って絞り出すように言う大ちゃん(ロミオ)に「バカ。それだけで、充分だよ……」と返す里津花(ジュリエット)が優しくて、これは本当に素敵なシーンでした。

腐女子にも優しかったけどな。

 

素敵なシーンの中、個人的に1番好きだったのは現れたロミオに里津花が全力で殴り掛かるシーンと、残された4人が先に取り込まれた4人の元に駆け付けるシーンでした。

ロミオを殴ったシーンの里津花のフォーム綺麗すぎるでしょ。そして呪いの影響で目が見えていない大ちゃんだけが状況に取り残されてたのが可哀相で可愛かったです。特に「ほんとに殴れると思ってなくて……」と漏らす里津花に「(殴られて)びっくりしたよ!」と返すロミオと「アンタはびっくりするなよ!!」と全力でツッコむ大ちゃん。ツッコみながらも里津花が怪我してないかとか、里津花が危なくなるから殴るなって心配も忘れないところは流石大ちゃんだなってなりました。

そして残された4人が、ピンチになってるロミオ+大里星流を助けに来るシーン、志季がせっかく格好良く「とりあえず――おまたせ」って言ったのに「いや、特に待ってないです!」ってツッコんでえ?ってなってたのには笑いました。でも待ってなかったのももし元の世界に戻れなかったらとか、皆を心配してそう思って言ったというやっぱり流石な大ちゃんが好きです。

それにしても残された4人側の殺陣がめちゃめちゃ格好良くて、特にスーパーモンペ柊羽は威圧感が強かったですが、目が見えないながらも気配で里津花の危険を察知して殴り掛かる大が格好良かったです。

あと、殺陣はツキステ。8幕でもありましたが、SQメンバーはツキウタ。メンバーとの殺陣だったこともあり、割と一部のメンバーはふんわりとした戦い方をしていたので、今回はめちゃめちゃに格好良くて見れて嬉しかったです。

 

そしてこの殺陣シーン何にびっくりって、まさか日替わりで出演者の秘密が暴露される一間が存在すると思ってなくて吹き出しました。そんな気の抜ける戦闘シーンある??

今回選ばれたのは、元はロミオの友人だったが本人が実は吸血鬼だったと知り捕らえようとするモブ役の中の1人。実は演助さん。当初は演助だけのはずが急に舞台に立つことに。舞台現場、ちょいちょいこういうブラックなところ見せてくるの勘弁して。

 

ちなみに日替わりといえば堀のダァこと堀の宮大地

今回犠牲者茶店を訪れるのは翼だったわけですが、翼が通路で皆のうちわを見ながら「皆知ってる?うちわの持つとこに穴開いてるの、糊付けした時に―、ここに糸通して乾かすためなんだって。さっき調べた」って披露された豆知識が普通にへー!ってなったし、さっき調べたの可愛いなって思いました。

そして日替わりでネタを披露してくれるのは山中兄弟「てじワンワン」がパクリでも可愛い。

2つ披露してくれましたが、1つ目が楽屋の柊羽の机にあったパンを消すというやつで、さり気なく田中稔彦さんが被害にあってて笑いました。そして翔太くんがパンをなかなか消せず(食べきれず)あたふたしてる中、しれっとビニール袋に入れてパンを回収していく大地さん。しれっとした顔上手いな。

そしてもう1つは翔太くんが舞台の上から消えて瞬間移動するというもの。手品を披露するための準備が下袖ぎりぎりで行われてて、「ああ頑張って走るんだな……」ってなる光景。まず布で覆われて「じゃーん、消えました!」って布をとってもまだそこにいたままの翔太くんに、健太くんが冷静に頭をはたいて「行って」って言ってるのがじわじわ来ました。そして頑張って走って、客席後ろの扉から現れる翔太くん。お疲れ様です。

「どうでした⁉」って聞かれて「まあ……可愛かったんじゃ、ないですか」としか答えられない翼がむしろ可愛かったです。

 

そんな中最後のシーンに向けて劇中で披露された『ロミオ - ROMEO -』はとても格好良かったです。元々好きな歌でしたが、観劇後にとても聞きたくなりました。衣装も劇中の、ゴシックな衣装なのが余計に良かった気がします。ロミオ衣装好きだから今後あの衣装で『運命の"Venga"』とかもしてくれないかな。

流れで衣装の話になりますが、志季と翼の髪を括っているのが大きなリボンっていうのも好き。双子は元々可愛いからそういったものも似合いますが、普段は中性的なイメージのものを付けない(そりっずのそういう担当は里津花だから)2人が付けてるのが大変可愛かったです。志季のコートの丈が1番長かったのも格好良くてツボ。

 

それにしても、本に呪われ本の中に取り込まれるというトンデモストーリーでしたが、そんな時に役立つ安心と信頼の我らが魔王隼様、篁曰く「シュンっと」まじないをかけたりしてて、いないはずなのに存在感がすごい。

ツキプロは何が起きても霜月隼の存在がある限り、すべてが許されるところがずるいなと思います。まあ女神候補生達も月に住んでるとかいうトンデモ設定だし、リコとグリシリーズは魔法使いだし、一見まともに見えるアルタイルもトムテさんとかいう謎生物がいるから全体的にあれなんですけど。

 

今回REDver.しか観劇しませんでしたが、BLUEver.ではこのストーリーがどう家族向けになってるのかは気になったので、今後円盤を買うのが楽しみになりました。

それにしてもくべるは家族向けってつまりそりっずは大ちゃんと里津花だったからこそ少女漫画にされたんですかねこれ……。

 

▽ライブ

『CRAZY BABY SHOW』勘弁して。恐らく1番悲鳴が上がったと思う。

まず前奏で大が翼の、志季が里津花の身体を腹から胸にかけて撫で上げる振り。志季はソフトタッチなところ大ちゃんは結構がっつり触れてたお陰で、翼のインナーが結構がっつり胸元まで捲れ上がる。大変えっち。

からの1番の「もっと遊んでよ」で大の首に腕を回ししな垂れかかるように抱き着く翼もやばかったですが、その後の「Kiss Me」で翼の首の後ろをガッと掴み引き寄せて無理矢理キスを迫ろうとする大で悲鳴。2番の「もっと遊んでよ」からの「Kiss Me」ですっと顔を近付ける里津花と志季にまた悲鳴。「きゃああ♡」じゃなく「ギャアアア!!!!」でした本当に有難うございます。

極めつけは最後に客席に降りてファンに迫るっていうファンサ。全力でファンを仕留めにかかってくるスタイル。ただ個人的にはこういった特定の人しか得をしないファンサがわたしは得意ではないので、通路ではなくファンサが見えにくい座席で今回は良かったなと思いました。推しが他の女にそんなファンサしてるところは見たくねえ。

もう1曲目からツキステ。でいうところの『恋忘れ草』の絡みに『El Sol Florecer』のファンサをぶち込まれた感じ、あんまりにもエグすぎる。

そんな感じで大変心臓に良くない楽曲でしたが、2番で志季が翼の髪に触れる振り付けがありダリハニコンビ推しにもさらっと優しかったところはとても好きです。

 

あとコンビ推しで言うと、わたしは現状ep.1しか見れてないので『東京LOVEジャンキー』を見るのも初だったんですが、「私あなたのジュリエット」で志季が翼に、大が里津花に跪いてる振りに好きってなりました。

ちなみにあの瞬間わたしは(S.Q.Sでの推しが瀬戸啓太さんなこともあり)ダリハニコンビ側ばっかり見ちゃってたんですが、志季が右手を出したと思ったら左手を出し直してて、翼に「もういいよ」みたいにあしらわれてたんですが、あれって正式な振りなんでしょうか。それとも日向野祥さんのミスなんでしょうか。普通に振りだったとして、その頃一方の大&里津花はちゃんとしてるんでしょうか。わたしの目が足りなかったばっかりに分からん。円盤を確認する日が楽しみです。

それにしても大ちゃん、定期的に里津花相手に跪きすぎじゃない??

 

あと花鳥風月の衣装が大好きなんですが、今回改めて見てて、翼の衣装だけどう考えても動きにくいデザインなのが大変いいなと思いました。"籠の中の鳥"感があって好きです。対して同じ鳥でも壱流は動きやすそうな衣装な辺り、志季と柊羽がそれぞれに求める・抱いてるイメージの違いを感じれていいですね。

そしてわたしが観劇した回は普通でしたが、公式で全公演終了後に上がっていた動画によると翼の前がすべて肌蹴て、過去にあった肌蹴る仕様のそりっずみたいな状態になった回があったそうですね??映像化されませんかねそれぜひとも。見たいです。

ところで登場時はフードを被って出てきて、途中でゆっくりとそれを落として顔を明かす大ちゃん、格好いいがすぎんか??

 

新曲は全部格好良かったし、くべるは安定の綺麗でした。

ツイッターでもちょっと騒ぎましたが小林涼さんがダンス上手くなっててめっちゃ感動した。まだぎこちなさはあるけどep.1と比べたらずっと上手くて、流石めちゃくちゃなスケジュールで公演をやるツキプロ作品出演者なだけあるなって……。

あとダンスが出来ないといえば中尾拳也さんもep.1でいじられてましたが、個人的に中尾さんはダンスよりもストレートネックなのが気になってしまうんですよね……。これはツキステ。で初代いっくんを演じていた笹翼さんもだったんですが、本編中はキャラクター的に前のめりがちになってもおかしくないから違和感がないものの、ダンスシーンになるとどうしても姿勢の悪さが目立つっていう……。中尾さんはそこだけが惜しいなあと思ってしまいます。

 

 

今回はテーマがテーマだしキービジュアルも真面目なので、結構なシリアスかなあと思ってたらとんでもないシリアルでした。めっちゃ笑った。真面目シーンかと思ったら急にギャグがぶち込まれるあの感じ、椿いづみ先生の漫画を思い出します。

ロミオは最初、ツキステ。5幕の謎の男のような感じなのかと思っていたら普通に本当はいい青年で拍子抜けしつつ、だからこそ処された悲痛さは出ていた気がします。

面白くて、時折胸が痛くて、愛おしいそんな作品でした。

 

シーズン2も楽しみです。

 

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